数千年の歴史を持つインドの医学書 「アーユルヴェーダ」に記されている「むくな豆」
カラダ会+議
むくな豆は、起源の古い植物で、数千年前から食用や薬として利用されていたようです。原産地はインドで、熱帯~亜熱帯の地域に多く生息しています。むくな豆の「むくな」は、ブラジルの呼称で、日本では「八升豆(はっしょうまめ)」と呼ばれています。またアメリカでは「ベルベットビーン」と呼ばれているようです。
日本では江戸時代までは西日本を中心に栽培されていましたが、近年では生産農家の高齢化に伴い、栽培量が減少しています。また豆がかたく、その加工に手間がかかることも生産量の減少につながっているようです。
しかし近年、むくな豆に含まれる天然の「L-ドーパ」というアミノ酸の一種に注目が集まっています。「むくな豆」に含まれるL-ド
ーパは、人の運動機能をつかさどる脳内神経伝達物質であるドーパミンの材料(前駆体)です。年齢を重ねると病気でなくてもカラダの動きが悪くなります。気力や体力も低下してしまいます。
とはいえ現代は、60代や70代・80代、それ以上でも元気な高齢者が増えています。実際の年齢(実年齢)よりも見た目の年齢(健康年齢)のほうが重要だということが分かります。ドーパミンは、カラダを動かす原動力であり、やる気を起こす元でもあります。
むくな豆はL-ドーパの含有量が多いため、一度に大量に食べるのではなく、豆を粉にしてお菓子や味噌などの食品に添加して利用するのがよいようです。「むくな豆」に関する文献も多いようですので、興味ある方はぜひ調べてみてください。
[情報提供元]
株式会社ラシゴーニュ
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