女性不妊症について

カラダ会+議

最近、妊活(不妊)についてのご相談を多く受けるようになりました。妊活の第一歩は「タイミング法」です。基礎体温をつけ、排卵日を知り、排卵日前後に性交渉をもつことで妊娠の確率は上がります。このタイミング法が妊活の第一歩と言えます。
一般的には1年間、正常な夫婦生活をしても妊娠しない場合を不妊症と定義されていますが、半年間妊娠しない場合もその可能性を考えて、検査や治療をすすめていきます。
生理不順や無月経期間が長いなど排卵がうまくいっていない時はもちろん、子宮内膜症や子宮筋腫が原因で生理が酷い場合は不妊症の可能性が高まります。
不妊症の検査の前には、受精卵の着床を阻害するような子宮筋腫や子宮の変形がないか、大きな卵巣嚢(のう)腫がないかなどを超音波検査で観察します。子宮頸
(けい)がん検診も1年以内に受けていなければ実施します。その後、実際に排卵しているかどうかを超音波検査で確認して、採血では甲状腺機能に異常がないか、糖尿病がないかなどを調べます。また、クラミジアが不妊症の原因となることもあるので、初回診察時に調べることもあります。検査は基本的には保険診療で行います。
子宮内膜症やクラミジアの感染が確認されると、タイミング法の途中でも子宮卵管造影検査をする場合があります。この検査によって半年間ほどは妊娠しやすい状態が続きますので、そのままタイミング法を続ける場合もありますが、人工受精に進むこともあります。
検査や治療の際は、十分に医師と相談することをおすすめします。

青葉レディースクリニック

〒813-0036
福岡市東区若宮5-18-21
TEL:092-663-8103

http://aoba-ladies.jp

[診療時間]〈予約制〉
※初診の受付は17時まで

平日 09:30〜12:00
15:00〜18:00
土曜 09:30〜12:00
15:00〜18:00
休日 日曜。祝日は休診日

院長 小松 一 (こまつ はじめ)

(社)日本産科婦人科学会産婦人科専門医
1995年3月 九州大学医学部卒業。
九州大学病院周産母子センター母性胎児部門、北九州市立医療センター産婦人科、九州厚生年金病院(現、九州病院)産婦人科などを経て、2007年5月 青葉レディースクリニックを開設。家族が泊まれる特別室を併設。2012年8月には マタニティヨガ、離乳食教室、母親教室を開始。患者さまとの対話を重視し、安心・安全でしっかりとした診療のご提供を第一として、末永く地域のみなさまに愛される病院を目指す。
FM福岡で「やさしく解説:産婦人科のおはなし」(毎週木曜10:55〜)を放送中。


こうのとりフォーラムテレビ広のご詳演は、こちらから視聴いただけます。
YouTube「ラシゴーニュチャンネル」

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