女性の年齢の上昇とリスク

カラダ会+議

 不妊治療において、女性の年齢の上昇は非常に問題になるところです。 この図は、女性の年齢とともに染色体の数の異常があるかどうかを調べたものです。これによると、もっとも染色体の異常が少ないのが26-30歳までで、その後は急激に異常が増え、46-49歳では80%を超えます。またそれに伴って着床率が低下し、流産率が上昇します。これも大きな問題です。

福岡市は2021年2月、「30歳になった女性にAMH検査(抗ミュラー管ホルモン)を500円で受けられる」という取り組み=「プレコンセプションケア(PCC)」を、市長の会見の中で発表しました。これは血液検査で卵巣にある卵子の数を推定するという検査です。

歳30歳という一つの節目の時期に、卵巣機能の検査を行うことは、その時の自分の体の状態を知ることと併せて、その後の妊娠を視野に入れたライフプランを考えるきっかけにもなると思います。ぜひ利用してほしいと思います。

医療法人蔵本ウイメンズクリニック

福岡市博多区博多駅束1-1-19
TEL:092-482-5558

[診療時間] ※現在、新型コロナウイルス感染拡大により一般不妊説明会およびART説明会の開催を見合わせております。
初めての方は診療康時間内にお電話でご予約の上、ご来院下さい。

平日 09:00~12:00 14:30~17:00
09:00-12:00 午後休診
土曜 09:00~12:00 14:30~17:00
休日 日曜。祝日は休診日

院長 蔵本武志(くらもとたけし)

日本産科婦人科学会産婦人科享門医、日本生殖医学会生殖医療専門医、同指導医、JISART(日本生殖補助医療標準化機丙) 理事長、久留米大学医学部臨床教授、山口大学非常勤講師

山口県柳井市出身。1979年久留米大学医学部卒業。 1985年山口大学大学院修了。医学博士。1995年6月蔵本ウイメンズクリニック開院。開院当時より、体外受精、跟微授精をはじめ、一般不妊治療や生殖医療の研究を広く行う。その他、不妊教空を開催し、国内では各学会への参加、発表、講演などを、また、国外では世界学会への参加、発表、情報交換などを行う。


こうのとりフォーラムテレビ広のご詳演は、こちらから視聴いただけます。
YouTube「ラシゴーニュチャンネル」

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