「植物界のシーラカンス」と呼ばれる 生命力逞しい「むくな豆」

カラダ会+議

 むくな豆は、マメ科の蔓性の一年草です。夏に大きく生長し、3~18mまでになります。白から濃い紫の藤に似た花をつけます。一つの花房から数本がぶら下がるようにさやが実り、豆は黒・白・黄褐色をしています。
栄養素としては、たんぱく質、炭水化物・脂質・ミネラル等の他、Lードーパを豊富に含むことが知られています。
Lードーパとは神経伝達物質であるドーパミンの材料で、摂取後は体内でドーパミンに変換されます。特に豆の部分に多く含まれています。

むくな豆の歴史

むくな豆は、ネパールなどヒマラヤ山脈の近縁が、原産地とされており、「植物界のシーラカンス」と呼ばれるほど、起源の古い植物です。日本へは東南アジアから台湾を経由して伝えられたといわれ、江戸時代には食料として栽培されていました。むくな豆は古くから有効利用されており、数千年の歴史を持つインドの医学書「アーユルヴェーダ」にも記されています。

むくな豆の四季

春に種を植え付けた「むくな」が発芽したての頃は大豆のような状態です。初夏につるが伸び始め、周囲のものに巻きつき、
盛夏の太陽と雨を受けて勢いよく生長します。大きな葉は人のてのひらより大きくなるものもあり、支柱を立てた場合は、植物全体もこんもりとした緑の塊のような状態になります。晩夏には花芽をつけて結実しますが、花芽は雨や風に弱いので、その時期の台風には十分な注意が必要です。秋にはさやが大きく育ち、中で豆が成熟します。

[情報提供元]

株式会社ラシゴーニュ
〒812-0011 福岡市博多区博多駅前2丁目5-8
TEL:092-473-5080

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