夏の水分補給と、むし歯の関係

カラダ会+議

 暑い夏!!!ついつい口にしたくなるのは、冷たいジュースやかき氷、アイスクリームではないでしょうか??でもこれらにはたくさんの糖分(砂糖)が含まれています。また、スカッと爽やかに思える甘い炭酸飲料も同じです。 歯の表面は、硬いエナメル質で覆われていますが、このエナメル質は「酸」にとても弱い性質を持っています。

 「pH」ってご存知ですか??中学校でリトマス紙をつかって実験をした方もいると思います。

 ここで復習してみましょう!!

 因みに、海水や重曹水は、pH8くらい、石けんは、pH910、お茶や無糖コーヒーはpH6.5、水やミネラルウォーターはpH7.0で、牛乳はpH6.8程度です。エナメル質は、pH5.5以下で溶け始めますが、酸性の飲み物には、オレンジジュース(pH4程度)やスポーツドリンク(pH3.5程度)、コーラ(pH2.2程度)などがあります。

 もちろん酸性の飲み物でも飲んですぐにむし歯になるわけではありません。そのお口の中の状態がどれだけ長く続くかが問題です。ペットボトルができてから、ダラダラ飲みが増えているように思います。飲み物を飲んだあとすぐに口をゆすぐとよいでしょう。就寝中は唾液の分泌量が減るので、寝る前の歯磨きはとても大切です。

 熱中症対策といって枕元にスポーツドリンクを置いて寝るのは、危険です。糖分のとりすぎになります。まだコロナ禍ですが、定期的なメンテナンスも受けて、楽しい夏をお過ごしください。

 

あべなおこ歯科クリニック

〒813-0036
福岡市東区唐原1-2-1
ランドスケープビル2F
TEL:092-674-4182

平日 09:00〜12:30
14:00〜18:00 ※水曜日のみ午後休診
土曜 09:30〜12:00
休日 日曜。祝日は休診日

院長 安部直子 (あべ なおこ)

日本口腔インプラント学会、日本アンチエイジング歯科学会所属

1995年九州大学歯学部卒業、平成12年九州大学大学院歯学研究科歯学臨床系専攻博士課程修了。九州大学病院口腔外科医局勤務を経て、2002年開業医にて勤務。2005年12月あべなおこ歯科クリニック開業。


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